支援者どうしがつながる場「医ケア児支援トークカフェ~長時間訪問を考える~」を開催しました
9月9日土曜日、神保町の弊会オフィスにて医療的ケア児の訪問支援に関わる人たちが集まるイベント「医ケア児トークカフェ~長時間訪問を考える」を開催しました。
対面ならではのイベント
今回のイベントは、医療的ケア児家庭への「長時間訪問」をテーマに開催しました。
ご家庭からの長時間訪問のニーズに対し、お子さんやご家族にとってのより良い時間の過ごし方をみんなで考えていけたらという思いがあり、このテーマにしました。
当日は訪問看護師、ヘルパー、相談支援専門員など13名の方にご参加いただきました。
会場は人工芝の敷いてある弊会の新しいスペース。リラックスできる雰囲気作りを心がけました。
今回はゲストトークとしてNPO法人レスパイト・ケアサービス 萌の若林麻里さんにご登壇いただきました。
レスパイト・ケアサービス 萌は「ご家族のほっと一息お手伝いします」の思いを大切にし、訪問看護や障害福祉サービスを活用した長時間訪問や相談支援を行っている横浜の事業所です。
普段の活動の様子や訪問する上で大切にしている思いなどを写真を混じえながら丁寧にお話いただき、みなさんも頷きながら聞いていました。
トークのあとは3チームに分かれての座談会タイム。
・訪問時の活動内容について
・18歳以降の支援の課題
・事業者間での連携の重要さ
など、各チームとても盛り上がっていました!
話されていた中でも地域による制度や支援施設の充実度の違いについてもそれぞれが課題感を感じている、という点は印象的でした。
その後はお菓子とドリンクも用意し、みなさんと懇親会。
懇親会は「5名以上と名刺交換してね!」のミッションを設け、活発なコミュニケーションがとられていました。
顔を合わせてお話ができると会話が弾む、笑顔も生まれる、思いも共感できる!対面ならではのイベントとなりました。
最後はみなさんと記念撮影。みなさんとっても良い笑顔!
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
開催に込めたナンシーの思い
わたしたちナンシーが訪問している医療的ケア児家庭では、訪問看護、ヘルパー、療育、リハビリ、相談支援専門員、往診医など、様々な支援者が関わり、お子さんの成長や生活を支えています。
一事業者だけでは対応のできないことでも、支援者同士が協力し合うことで叶ったり他の事業者に連携するなど、チームとしてご家庭に関わることで、お子さん自身がより良い時間・楽しい時間を過ごすことができています。
そこで、医療的ケア児に関わる事業者同士が、他の地域の事例を知りながら、近くの仲間とつながり合える場を作りたいと考え、この度『医ケア児支援トークカフェ~長時間訪問を考える~』を開催することになりました。
今回対面での実施やカジュアルな雰囲気づくりにこだわったのは、「これからも続いていく関係性」を生むためには顔を合わせての人と人との出会いの場をつくれたら、という思いがあります。
こういう時どうしたらいいのかな?
あの事業所だったら対応できそう!
あの人に話してみよう!
立場や役職、職種を越えて、近い思いを持つひとたちとつながり合うことで、お子さんやご家族を囲んだ「輪」は広がっていくのではと考え企画をしました。
つながりの大切さや心強さを実感したイベントに
今回初めて開催してみて、改めて地域での他支援者との関係性やつながりの大切さを感じることができました。
支援に関わるわたしたちも試行錯誤、悩むこともたくさんあります。
一事業所では解決できないことも顔が浮かぶ関係性があれば、解決できることが増えるかもしれません。
一緒に考えることで、よりよいアイディアが生まれるかもしれません。
このイベントも今回きりとならず、カタチを変えながら、どのような企画がより良いのか、ブラッシュアップしながら継続していけたらと思います。
今回ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!!