雪遊びプロジェクト!ソルウェイズさんから届いた雪のギフトで遊ぼう!雪だるまを作ろう!
こんにちは。ナンシー事務局です。
医療的ケアシッターナンシー(以下ナンシー)は看護師が医療的ケア児・障害児のご自宅に伺い、お預かりするシッターサービスです。複数の制度を組み合わせることで、2-3時間と、通常の訪問看護よりも長時間の訪問ができます。その時間を活かしてお子さんの「やってみたい」に寄り添い、お子さんの発達を促す遊びや学習のサポートをしながら、楽しい時間を一緒に過ごします。
先日、北海道札幌市の特定非営利活動法人ソルウェイズさん(以下、ソルウェイズさん)より、障害児保育園ヘレンとナンシーに「雪」をお贈りいただきました!
ソルウェイズさんは、医療的ケアのある重症心身障害児を在宅で介護しているお母さんたちが集まり、子どもたちの居場所を作りたい!と、立ち上げた団体で、現在は札幌市および近郊で5ヶ所のデイサービス事業所、および訪問看護ステーションを運営しています。
ソルウェイズさんでは「雪を見たり、触ったりする機会が少ない子どもたちへの楽しみになりますように」との想いから「雪遊びプロジェクト」として雪をプレゼントする取組みを企画されたそうです。フローレンスとのご縁があったソルウェイズ代表の運上さんよりお声がけいただき、本プロジェクトのトライアルとして雪のギフトをお送りいただきました。
今回の記事では、雪をお届けしたナンシーの利用者宅でのお子さんの様子をお届けします。
新雪に触れてみよう!遊んでみよう!
2月上旬、札幌市に降り積もった雪は保冷容器に詰められ、翌々日、関東に住む子どもたちの元へ。お子さんもご家族もスタッフも、ワクワクしながら雪の到着を待ちわびていました。
マイナス18℃以下の冷凍クール便で届いた発泡スチロールの箱を開けると、さらさらふわふわの雪がたくさん!関東では絶対に見られないパウダースノーです。
「さあ、雪にさわってみよう!」と看護師がお子さんに声をかけながら手を近づけます。
目を見開いて頭を持ち上げ、びっくりした表情をみせてくれました!!
「こんなに目を見開いたような表情を見たことがないので、雪の冷たさに本当に驚いたのだと思います」と担当看護師。
そばで見守っていたお父さんも「目がおっきくなった!びっくりしてるね」とカメラを向けていました。
その後は雪の冷たさにも慣れ、柔らかさをたっぷり体感しました。
なかなか外出の機会のない医療的ケア児にとって、サラサラの雪に触れるという貴重な体験となりました。
きょうだいで雪遊びができたよ!
こちらのご家庭では、きょうだいで雪遊びを楽しみました。
ナンシーを利用中のお姉ちゃんは髪飾りを付けて、雪の世界をテーマにしたあの大ヒット映画のヒロインさながら。BGMはもちろん「生まれてはじめて」で盛り上げます。
看護師が作った雪だるまのキャラクター。色づく様子を不思議そうに見つめています。
妹さんは小枝と色水を使って、カラフルな雪だるまといちごのかき氷をせっせと作ってくれました。
「はい、どうぞ♡ほっかいどうからとどいたよ。ほんとうにたべちゃだめよ。」
姉妹でも雪を使ってごっこ遊びを楽しみました。微笑ましい光景ですね。
ナンシーではこのような訪問中の活動を通して、お子さんたちの「感じること」「考えること」を大切に、一人ひとりに合わせたケアや遊びを行っています。
今回、ソルウェイズさんのご提案で実現したご自宅での雪遊び。
参加頂いた他のご家族からも以下のようなお話をいただいています。
「外出の機会が少ない中、ナンシーの時間は普段から季節を感じられる製作を楽しむ様子がみられて嬉しく思っています」
「今回の雪遊びのように、他の事業者さんとのつながりで叶えられる体験もあるんですね。これからも自然に触れたり、五感を楽しめる遊びや経験をたくさんしてほしいです」
今後、全国各地の事業所とのつながりや連携を深めながら、彩り豊かな療育体験を提供できればと考えています。
ナンシーはお子さんやご家族のやってみたい!に寄り添う存在でありたいと思います。ナンシーの訪問をご希望される方は、フォームよりお問い合わせください。