遠足プロジェクト第2弾!家族でお出かけしよう!チューリッヒさんと八景島シーパラダイスへ行こう!

こんにちは。ナンシー事務局です。

医療的ケアシッター ナンシー(以下ナンシー)は看護師が医療的ケア児・障害児のご自宅に伺い、お預かりするシッターサービスです。複数の制度を組み合わせることで、2~3時間と、通常の訪問看護よりも長時間の訪問ができます。その時間を活かしてお子さんの「やってみたい」に寄り添い、お子さんのケアと同時に、発達を促す遊びや学習のサポートをしながら、楽しい時間を一緒に過ごします。

今回は、遠足プロジェクト第2弾!

先日、チューリッヒ保険会社(東京都中野区)さん(以下、チューリッヒさん)よりご寄付とボランティア支援をいただき、ナンシーご利用中のTさんご一家、チューリッヒさんのボランティア3名、ナンシースタッフ3名の総勢11名で、神奈川県横浜市にある水族館「横浜・八景島シーパラダイス」(以下、八景島シーパラダイス)へお出かけした様子をご紹介します。

第1弾として同じくナンシーご利用中のWさんご一家と、東京都港区にある水族館「マクセル アクアパーク品川」へ訪れた記事はコチラからご覧ください

さまざまな形でフローレンスの活動を支えてくださっているチューリッヒさんから「医療的ケア児と家族のためになにか出来ることはないだろうか」とご提案をいただきスタートしたこの企画。

医療的ケアのあるお子さんたちは、外出先でも必要なケアが実施できるように、多くの荷物を持って外出をしています。今回の遠足では、人工呼吸器や加湿加温器、吸引器などの医療機器やそのバッテリー、注入に必要な物品や毛布・クッションなどの荷物を準備し持っていきました。荷物の総量は、Rくんが乗っているバギーなども合わせて30kg以上。

お子さんのケアもそうですが、ごきょうだいとの時間も作りながら、荷物を準備・持参しての外出はとても大変なため、サポートがない中で家族揃ってのおでかけをすることに難しさを感じているご家庭が多いです。

第2弾となった今回も、チューリッヒのみなさんは当日ボランティアとして「ご家族がその時間を楽しめるように、荷物を持ったり先回りして場所を確認したり、ご家族でなくても出来る部分でサポートしたい」と全力で協力してくださいました。

家族全員で初めてのおでかけ! 

Tさんご一家はご両親、小学2年生のRくん(医療的ケアのあるお子さん)、ごきょうだい2人の5人家族です。家族全員で遠出をすることが難しく、5人揃ってのお出かけは今回が初めてであること、そしてRくん自身は、生まれてから2度目の遠出の機会になりました。

記念すべきご家族全員でのお出かけを、ナンシーとチューリッヒさんで全力でサポートしよう!と、行き先などご家族の希望を伺い、綿密に計画を立てました。外出に必要な持ち物の確認から、万が一の体調急変時の対応として周辺の病院を調べたり、「診療情報提供書」を用意したりと様々なシチュエーションを想定して、準備を進めていきます。

当日サポートしてくださるボランティアのみなさんとは、事前にオンライン上で顔合わせも実施。ご家族に「遠足のしおり」をお渡しし、わくわくを募らせ当日を迎えました。

ここからは、家族全員で水族館を訪れるTさんご一家の様子をお届けします!

いざ、八景島シーパラダイスへ出発! 

当日8:30、ご自宅にナンシースタッフが到着し、Rくんの体調を確認します。持ち物の最終チェックをして車への積み込みも完了。Rくんとお母さん、ナンシースタッフは介護タクシーで移動し、お父さんとごきょうだいは自家用車で現地に向かいます。

初めての家族写真!

約1時間のドライブを楽しみ、八景島シーパラダイスへ到着しました。

目的地へ無事に着いて、お母さんもほっとされたようです。

続いて、お父さんとごきょうだいも到着です。

初めての5人全員揃っての家族写真は、お出迎えをしてくれたマスコットキャラクター「シーパラシー太くん」と一緒に!

マリンゲートを通過し、島内へ向かいます。どんな一日になるのか期待が膨らみますね!

水族館を散策したよ!

まずは幻想的なイルカの水族館「ドルフィンファンタジー」へ。自然の光がふりそそぎ、イルカたちが悠々と泳ぐ姿を見ることができます。Rくんも間近にせまるイルカの姿をよく観察していました。

ごきょうだいもナンシースタッフと一緒に、真剣な表情で色とりどりの魚たちを見つめています。

お父さんに抱っこされてアザラシを探す妹さん。

円柱水槽の中をゆったりと泳ぐ雄大なマンボウの姿に、Rくんは釘付け!

深海魚のエリアではRくんの脈拍数が上がり、ドキドキする気持ちを伝えてくれました。

そろそろランチタイム。チューリッヒさんの協力で島内レストランの席を早めに確保し、みんなでお昼ごはんを食べることができました。

Rくんのケアはナンシースタッフが担います。同じテーブルを囲み、家族団らんのひととき。ごきょうだいもご満悦な笑顔を見せてくれました。

待望の「イルカショー」へ! 

「アクアスタジアム」で繰り広げられる海の動物たちのショー。イルカたちによるダイナミックなジャンプや、アシカのコミカルな芸を楽しめる大人気のショーです。

お子さんたちはもちろん、お母さんも楽しみにされていたとか!

お兄さんはご本人の希望で前列の席を選びました!

お父さんとお母さんはデート気分で♡

Rくんはスタンド最上段のスペースでショーを堪能します。スタンバイOK!

「Rくん、ショーが始まるよ!」ナンシースタッフがRくんへ声をかけます。

当日は少し風が強かったため、チューリッヒさんと、ナンシースタッフは「強風からRくんを守り隊」に!そのおかげで、体温調節が難しいRくんも体調を崩すことなくイルカショーを楽しむことができました。

イルカショーの余韻にひたりつつ、再び水族館へ向かいます。

700種類の生きものたちに会えるアクアミュージアムを散策!

「キイロハギ」や「カクレクマノミ」など色鮮やかな魚たちが泳ぐ様子を観察するRくん。

みんなの視線の先にいるのは、東京湾・相模湾の深海に生息する希少な生き物たち。

初めて出会うたくさんの魚たちに興味津々のRくんです。

お父さんに抱っこされて、ご機嫌な笑顔の妹さん。

お兄さんのポーズもキマっています!

水族館を満喫した後は、みんなでお土産屋さんへレッツゴー!

お土産屋さんでぬいぐるみを選んだよ!

シーパラダイスのショップエリアでは、バラエティーに溢れたお土産屋さんがたくさん並びます。「迷っちゃうねー」と優しく声をかけるナンシースタッフ。Rくんが選んだのはジンベイザメやかわいいイルカのぬいぐるみでした!

お家へ帰ろう!

大冒険のように感じた今回の遠足。チューリッヒさん、ナンシースタッフに見送られ、帰宅の途につきます。

帰宅後はナンシースタッフがRくんの体調確認をします。吸入などのケア、荷物の片付け、一日の経過の記録をして遠足を無事に終えました。

当日はチューリッヒさんとナンシーで連携し、Rくんのケア、ごきょうだいの見守り、写真撮影、荷物持ち、イルカショーやランチタイムの場所取りなど、タイムスケジュールに沿った役割分担で、Tさんご一家をサポートすることができました。

遠足メンバーのみんなで記念撮影!

参加者全員の連携プレーで思い出に残る楽しい一日を過ごせました!

またみんなでお出かけできるといいですね!

ご家族からは

「初の家族5人でのお出かけはとても楽しかったです!Rも沢山の魚をみたり、イルカショーを見れたり、初めての経験に満足していたはずです!すべてがスムーズに安全に、無理なく過ごせたのも、ナンシーさんやチューリッヒさんがいてくれたからです。きょうだいたちも家族みんなで一緒にお出かけできて喜んでいました!」

とお話をいただきました。

チューリッヒさんのように、今後も全国の企業とのつながりや連携を深めながら、家族全員で外出する機会の少ない医療的ケア児とそのご家族の外出をサポートできる取り組みを続けていければと考えています。

さまざまな形でフローレンスの活動を支えてくださっているチューリッヒさんから「医療的ケア児と家族のためになにか出来ることはないだろうか」とご提案をいただきスタートした今回の企画。
お出かけが実現するまでの経緯や当日のボランティアスタッフ・ナンシースタッフの様子はこちらの記事でご覧ください。


ナンシーはお子さんやご家族のやってみたい!に寄り添う存在でありたいと思います。ナンシーの訪問をご希望される方は、フォームよりお問い合わせください。

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