障害児に欠かせないリハビリ 理学療法士の派遣スタート!
医療的ケアシッター ナンシーは、新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続く中も、毎日看護師が、障害児や医療的ケアが必要なお子さんのご自宅に訪問しています。
緊急事態宣言が延長された5月頭、利用していてくださっているご家族がいまどんなことに困っているのか、改めてヒアリングを行いました。
そこで、あるお母さんからこんな声があがりました。
休校が長びき、療育センターも閉鎖されたままとなると、リハビリ面の心配が更に大きくなります。もしリハビリを行ってくださる方の訪問がプラスで受けられるようでしたらとても嬉しいです。
重度の障害があったり、医療的ケアを必要としながら寝たきりのお子さんは、自分で運動をすることが難しいです。普段は、療育施設に通い、理学療法士など専門の人がリハビリを行いますが、感染の心配があるため外出できない場合は、親御さんがリハビリを行わなければなりません。
メールを下さったお母さんは、外出自粛が長引くにつれて、自分だけのリハビリに不安が募っていました。
さらに、SNS上でもこういった声があがっていて困っている方が多いことがわかりました。
外出自粛で自宅でのリハビリの不安を抱えるご家庭の声に応えて理学療法士の派遣を!
そこで、ナンシーでは、看護師の訪問とともに、ご希望がある家庭には理学療法士を派遣してリハビリの時間を作ることにしました。
【理学療法士 菊地さんからのメッセージ】
コロナの感染懸念が高まる中、医療はやはり感染を広げないことがメインとなるため、いろいろな療育の施設が閉まっていると聞きました。一方で、お子さんの体を動かしてあげないことで、動きが固くなっていくのは間違いありません。訪問させていただいて、少しでも動かせる範囲を維持できればと思っています。
様々なお子さんの体を見ている理学療法士が、親御さんが行っているリハビリ内容にプラスアルファでできることを行い、親御さんの負担を軽くできたら嬉しいです。
【利用したお母さんからのメッセージ】
コロナの影響でこれまでリハビリのために通っていた施設はどこも閉まってしまいました。再開時期もわからない中で、自分では足の運動などやってあげることができず日に日に筋力が低下してしまったり、関節を動かしにくくなってしまうのを感じて心配でした。
そのため、理学療法士の方が訪問してリハビリをしてくださったのは、子どもにとっても親にとっても、とてもありがたかったです。
ナンシーは2~3時間の訪問ができるため、理学療法士の派遣時もゆったりとした時間の中でお子さんの状態を伺いながらリハビリを行うことができます。
ぜひ、ナンシーの利用と合わせてご利用してみてください。
【見逃し視聴も可能】看護師が訪問してお預かりする「医療的ケアシッター ナンシー」オンライン説明会を開催します!
「医療的ケアシッター ナンシー」って、訪問看護とどう違うの?などなど、興味はあるけど疑問をお持ちの方も多いかと思います。
そこで、6/23(火)にオンラインで説明会を開催します。この日参加できなかった方にも、後ほど説明会の動画をご提供します。
ぜひお気軽にご参加ください!
この理学療法士を派遣する取り組みは、フローレンスが2020年4月より行っている、「新型コロナこども緊急支援プロジェクト」にご賛同いただいた皆さんからのご寄付でスタートすることができました。大変好評でしたので、今後も継続的に活動を続けていきます。より多くのご家庭のお役に立てたら嬉しいです。