おうち時間で楽しく医療的ケア児の発達をサポート!医療的ケアシッター ナンシーの療育
こんにちは!私は医療的ケアシッター ナンシー(以下、ナンシー)を利用しているゆきみです。私の息子は指定難病の遺伝子疾患で、それに伴う先天性心疾患や発達の遅れなどがあります。複数回の手術を経て生後5ヶ月の時に退院してからも、1歳を過ぎるまでは頻繁に入退院を繰り返していました。
在宅酸素療法と経鼻経管栄養、血糖測定などの医療的ケアがありますが、3歳になる直前に歩けるようになってからは、歩いたり体を動かすことが大好きな元気な男の子です。
1歳半ごろから保護者同伴の児童発達支援施設に通い始めましたが、体調を崩しやすい医療的ケア児を連れ酸素ボンベを背負って頻繁に外出するのは体力的に大きな負担を感じていました。
また、その施設の息子と同じ組には医療的ケア児は息子しかおらず、無意識に他のお子さんと比べてしまったり、保護者同士の会話に加わりにくかったりと精神的なしんどさも感じていました。
そうした中でナンシーに出会い、2020年11月から利用しています。外出が難しい今の時期でも自宅で療育をしてもらえるので感染面での安心感があり、とても助かっています。
この記事では、まだまだ先の見えないコロナ禍の今だからこそ、ナンシーをおすすめしたい理由をお伝えします。お子さんが現在入院中の方や退院直後でおうち時間をどう充実させようかとお悩みの方、ご自宅でもお子さんの発達支援ができたらなぁとお考えの医ケア児ファミリーの皆さんの参考になれば幸いです。
※ナンシーがおこなっている新型コロナウイルス感染対策に関する記事はこちらをご参照ください。
■ナンシーとは
ナンシーは、看護師による医療的ケア児や障害児のためのシッターサービスです。小児医療で十分な経験を積んだ看護師が訪問するため、吸引・経管栄養、人工呼吸器や気管切開の対応も可能です。
さらに通常の訪問看護とは異なり、看護師と児童発達支援管理責任者が連携して一人ひとりのお子さんに合った遊びや学びを考え提供することで成長や発達を促し、ご自宅でマンツーマンの手厚い療育を受けられます。
現在児童発達支援施設などに通われていないお子さんの、施設に通い始める前のステップアップとしての利用にも適しています。
また、最初の数回の訪問は引き継ぎ期間となりますが、それを終えた後は看護師訪問中に保護者が外出することも可能です。
※気管切開をしているお子さんにつきましては、安全にお預かりするため引き継ぎ期間を長めにいただいております。
■ナンシーを利用し始めてからの息子
元々成長のスピードがゆっくりな息子、家族としか関わらずに外出を控えていては、より成長速度が遅くなってしまうのでは、と不安なコロナ禍の日々を過ごしていました。
ナンシーの看護師は、皆さん息子のことをしっかりと受け止めて誰かと比べたりせずいつも笑顔で接してくれ、お返事やお片付けができたりすると、たくさん褒めてくれます。
息子もその姿勢を感じ取り、担当看護師とすぐに打ち解けることができました。大好きな手遊び歌やくすぐりごっこ、体操をして体を動かしたり、季節やイベント毎の制作を楽しんだり・・・・・・
たくさんの楽しい刺激をもらいながら担当看護師を信頼しニコニコと遊んでいる息子を見るとわたしも嬉しいですし、日々息子の成長を感じることができています。
※ナンシーを利用してからの息子の変化や成長に関してはこちらの記事もぜひご覧ください!
■わたしの心境
妊娠中に胎児に心疾患があるとわかり、生まれてからもいくつもの病気や障害が判明して何度も入院や手術を経験。何かと心配事が多かった息子ですが先日無事に4歳のお誕生日を迎えるができました。ナンシーの皆さんにもお祝いしてもらいとても嬉しく有難かったです。
息子の小さな変化にもいち早く気付き共に成長を喜んでもらえて、相談や雑談などもできる看護師の存在に私自身すごく救われています。
息子が入院する度にわたしが一緒に付き添いをしていましたし、今まで離れて過ごす時間はほとんどありませんでしたが、今年度から親子分離で児童発達支援施設に通い始めました。
慣れた自宅で信頼した看護師と過ごし、保護者と離れる時間を作る練習ができていたことで、施設でもスムーズにバイバイができるようになっていました。寂しい気持ちもありますが、息子の成長を実感して感慨深いです。
医療の専門知識を持つ看護師が最大限の感染症対策をおこないながら訪問し、子どもに楽しく充実したおうち時間を提供してくれるナンシーは、医ケア児ファミリーの頼もしい味方です。
退院直後で体調が安定していなかったり、外出は避けたいけれど自宅で何をして過ごしたらいいのかわからない…といった医ケア児ファミリーのみなさん。ナンシーがご家族に寄り添い、在宅での生活の不安を解消するお手伝いをしてくれますよ。
※ナンシーの感染症対策について、詳しくはこちらの記事をご参照ください。
新型コロナの緊急時も障害児家庭へ看護師が訪問する理由【医療的ケアシッターナンシー】